小学校入学前までにすべきこと(学習編)

私立小学校、公立小学校に関わらず、年長のうち(特に年明け以降)に入学前準備をしておくことが非常に大切です。
秋から12月にかけて行われた小学校入試もひと段落、新年にはほとんどの人が進学先決定をされているはずです。
1月〜3月末までの約3ヶ月。受験も終わり、何となく過ごす子供と、これまで身に付いた勉強グセを活かし、小学生の準備を続ける子供、小学校入学後に大きな差ができてしまいます。

【小学校入学までにマスターしておきたい項目】

<ひらがな>

多くの子供がひらがなはほぼかけ、読めていることと思います。小学校受験ではひらがなが出題されなかったため、書き順やその丁寧さ、「お」と「を」、「は」の読み方などが曖昧なままのお子さんが多いのではないでしょうか。
ひらがなが正確に読み書きできる状態で入学すると、先生や他のお子さんからも一目置かれます。また、「丁寧さ」もこの時期にしっかり身に付けておくと良いでしょう。(特に1学期はこの文字の「丁寧さ」がいかに忠実に再現できるか、で国語の大半は評価されます

<10までの足し算、引き算>

こちらもひらがなと同様、小学校受験では「+」「−」を利用しないため、加減法の方法はわかっていても、「◯+◯=◇」の式には触れていない子供も多いと思います。もちろん、公文式などに通っておられる方はすでにマスターされていると思いますが、計算の感覚が残っている今、それを式に当てはめることを学習するには非常にベストなタイミングです。
3ヶ月間空いてしまい、また4月からスタートすると、計算の感覚が鈍っているため、今の受験の余韻、貯金を利用しましょう

<時計の読み方>

家ではデジタル時計や家族からのフォローで、何となく時間を認識している子供でも、小学校に通うようになると、円盤時計で行動をしなければなりません。せめて、◯時、◯時半くらいは認識できるようにしておきたいものです

<英語>

私立に進学される場合、1年生から英語が授業に組み込まれている場合が多いです。これまで全く英語に触れたことがない場合は、「英語の音楽」から親しんでおくと良いと思います。これは、学習と言うより、「慣れておく」とイメージで取り組んでいただくと良いと思うため、アルファベットを覚えて、テキストで単語を書いて、、、ではなく、できればネイティブな方と定期的なコミュニケーションが取れる教室や機会を用意してあげると良いでしょう。

【小学校入学までにマスターしておきたい項目に役立つ教材など】

<ダイソードリルシリーズ>

様々な出版社が出している「入学準備前」の問題集を算数、国語を一通りこなすのも良いでしょう。おすすめはダイソーのドリルシリーズ。

各80ページあり、1回目終わり、再度購入しても100円。

入学後に取り組むには物足りないかもしれませんが、準備には十分な内容です。

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ことばと文しょう 小学1年
ひらがなとかたかな 小学1年
けいさん 小学1年
ずけいと文しょうだい 小学1年
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時計も、基礎を覚えるには、100均のおもちゃ時計から触れてみるのも良いでしょう。(自分で数字部分に◯分と記載するなど)

<公文式の体験プリント>

公文式に通われている方には当てはまりませんが、公文式は入会体験を行われており、4回の体験を行っていただけます。入会の検討材料として、通常と同じように今の課題に沿った内容の教材とフォローを行っていただけ、またその間、それに応じた宿題プリントも出していただけるので、「小学校入学準備」の旨、今のレベルと課題などを伝えると、ちょうど良い内容のプリントをくださります。

もしそのまま公文式が気に入れば、通っても良いと思いますし、もし合わないようであっても特に追加料金などはかからないので、もし少しでも「公文ってどうなのかな」と思われている方には体験をおすすめします。