2019年度私立小学校 入試結果

2018年9月〜11月に行われた一都三県の私立小学校受験。我が家もこのうち幾つかの学校を受験いたしました。

約半年前のことですが、当日のことは今でも鮮明に思い出すことができ、何とも言えない緊張感が蘇ります。

5月、6月の学校説明会が始まろうとしていますが、その前に2019年度(2018年実施)の志願者数情報が発表されています。
もちろん、発表されていない学校もありますが、発表されている中で、倍率が「5倍以上」(男女別のどちらかが)となった難関校についてご紹介します。
※「お受験じょうほう」小学校受験 対策研究所 参照
※倍率=志願者÷合格人数で計算してます。

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■青山学院
男子倍率5.8倍 (志願者257名 募集人数44名 合格人数44名)
女子倍率5.3倍 (志願者235名 募集人数44名 合格人数44名)
→特に今年は男子の志願者が増えたようです。

■慶応義塾幼稚舎
男子倍率10.1倍 (志願者970名 募集人数96名 合格人数96名)
女子倍率14.7倍 (志願者706名 募集人数48名 合格人数48名)
→相変わらずの人気校。男子、女子共に昨年より50人前後増えています。

■成蹊小学校
男子倍率5.4倍 (志願者359名 募集人数56名 合格人数66名)
女子倍率4.9倍 (志願者326名 募集人数56名 合格人数66名)
→女子は5倍まではいきませんでしたが、ほぼ5倍。合計での志願者は変化なしのようですが、女子の割合が増えたようです。

■東京女学館
女子倍率5.5倍 (志願者436名 募集人数80名 合格人数80名)
→毎年、1日にAO、2日・3日に一般試験があり、一般は受けやすいものの、狭き門となるため、倍率も5倍を超えます。

■東京都市大学付属
男子倍率5.3倍 (志願者239名 募集人数80名(男女合わせて) 合格人数45名)
女子倍率3.7倍 (志願者164名 募集人数80名(男女合わせて) 合格人数44名)
→男子は80名近く減少したものの、女子は志願者増です。

■東京農業大学稲花小学校
男子倍率13.1倍 (志願者472名 募集人数36名 合格人数36名)
女子倍率10.9倍 (志願者393名 募集人数36名 合格人数36名)
→新設校、試験日も複数から選択できるため、志願者数が多かったようです。

■桐朋学園
男子倍率10.4倍 (志願者376名 募集人数72名(男女合わせて) 合格人数36名)
女子倍率5.1倍  (志願者183名 募集人数72名(男女合わせて) 合格人数36名)
→男子は、中高の偏差値も高く人気です。昨年からもほぼ同数です。

■東洋英和女学院小学部
女子倍率7.8倍 (志願者50名 募集人数390名 合格人数50名)
→2018年は1日の実施だったため、昨年に比べると志願者は減っていますが、相変わらずの人気校です。

■宝仙学園小学校
男子倍率5.1倍 (志願者148名 募集人数70名(男女合わせて) 合格人数29名)
女子倍率3.3倍  (志願者102名 募集人数70名(男女合わせて) 合格人数31名)
→洗足、都市大同様、受験校は特に男子に人気です。

■立教女学院小学校
女子倍率6.3倍 (志願者72名 募集人数594名 合格人数95名)
→今年は1日間の実施だったため、昨年に比べると志願者は増え、通常2日間で行う内容を1日に凝縮したため、頻出内容が出ないなど、通常と内容も違ったようです。

■早稲田実業学校初等部
男女倍率約10倍 (男子志願者650名 女子志願者459名 募集人数108名(男女合わせて) 合格人数ー名)
→早稲田実業学校初等部は、男女の募集人数、合格者数を公開していませんが、志願者数と合計募集人数より、男女合計で倍率は約10倍です。
昨年比若干名増加です。

■慶応義塾横浜初等科
男子倍率11.6倍 (志願者763名 募集人数66名 合格人数66名)
女子倍率15.1倍 (志願者636名 募集人数42名 合格人数42名)
→2018年は女子の志願者が増え、倍率は一番高い倍率となりました。

■洗足学園小学校
男子倍率4.0倍 (志願者250名 募集人数約50名(男女合わせて) 合格人数62名)
女子倍率5.5倍 (志願者280名 募集人数約50名(男女合わせて) 合格人数51名)
→募集人数に比べると合格者が多いのは、東京校を受ける前に併願される方が多いことが理由として挙げられると思いますが、「できる子の集まり」の中での倍率のため、難関校だと言えるでしょう。

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2018年は、全体的に志願者数は増加したようで、特に共学校は人気だったようです。
大学付属校はやはり人気ですが、洗足、都市大、宝仙など、中学受験を目指す受験校も特に男子には人気でした。

【2018年私立小学校受験を終えて…】

倍率。受験校を決める時、これまでの倍率はやはり気にしました。ここは受かってほしい、ここは挑戦校…など。気がつくと、倍率を基準に志望校を決めてしまっている部分もありました。
しかし、実際蓋を開けてみると、お教室の先生からも大丈夫だと言われ、安全だと思っていた、約3倍の学校は残念な結果に。まさかの受験した学校の中で一番の倍率の学校に合格をいただくなど、これが偏差値ではない小学校受験のリアルなんだなと、実感ました。

思えば、ご縁をいただけた学校は、一番「空気」が合っていたと思ったけれども、倍率から「難しいかな…」と思っていた(残念だった時にそう思いたかった)学校であり、3倍という倍率に引っ張られ受験したものの「入学できても、苦しくなるかな…」と感じてしまった学校からは、ご縁はいただけませんでした。一つの基準として、模試の結果や倍率は無視するわけにはいきませんが、実際には思っている以上に、他の要素が結果に繋がるということも、実体験としてお伝えできればと思います。