お受験の洋服について(体験記)

学校説明会も始まってきましたね!
学校説明会や運動会、そして面接、考査と、実際に学校に足を運ぶ際の「洋服」。我が家も非常に悩みました。

それぞれ、新品で綺麗なもの、サイズが合ったものを揃えたいところですが、それはそれがお金がかかります。ただでさえ、お金のかかるお受験。工夫をして、本当にお金をかけるべきところのみにお金をかけ、でも我が子が一番良く見えるような洋服選びのコツをご紹介します。

まずは、本番から逆算して考えていきます。

【面接・考査本番の洋服】

我が家は、10月校も含め、合計6校受験していますが、それぞれ学校に合わせた洋服を用意しました。用意したと言っても、女子ですので、ワンピースは同じ、中のブラウスを変えるなどの組み合わせですが、全て同じコーディネートはなく、かなり慎重に洋服を揃えました。

<面接ー本番の洋服>

基本的には面接と本番が違う日の場合も同じコーディネート、同じ髪型で挑みました。洋服や髪型で印象が変わってしまう可能性もあるため、忘れないようメモや写真で残しておくのも良いでしょう。

<洋服コーディネートで気をつけたこと>

【女子校】
インターネットでこれまで受験された方の情報を調べ、「どのような洋服が好まれるか」などは一通り調べました。
事前の説明会などでの他のお子様の様子なども踏まえ、「目立ち過ぎず+個性が出せるもの」はどんなものかを研究しました。

紺以外でもOKなところはグレーなども取り入れ、また、オーダーメイドでその学校の制服の柄に似た生地で作ってもらったり、刺繍が好まれる学校では、刺繍入りのブラウスを購入したり、自分で刺繍したりしました。
刺繍の糸の色も、学校のテーマカラーや校章の色とリンクさせ、第一印象で「この学校の子っぽい」と思っていただけるように工夫しました。

そして、とても大切なワンピース丈。7月頃から購入の目星は付けていたものの、実際の購入は、9月頃にしスカート丈をピッタリにしてから購入しました。
もちろん11月までに伸びることも考慮してスカート丈は残しておけるものにしました。実際、夏休みに2〜3センチは伸びたので、あまり早くに買わない方が良いかもしれませんが、いざとなった時にすぐに用意できるように、実際に手に取り、素材や勝手を調べておくことは必須だと思いました。

【共学校】
共学校も、基本的には女子校と同じで「制服」から取り入れられる柄や色の刺繍をしました。ただ、所謂「お花」や「リボン」などの女子校よりの刺繍ではなく「襟」や「袖」の縁を学校カラーで縁取りしたり、紺ベストのラインに学校カラーを入れるなどで個性を出しました。

上記を踏まえ、学校ごとに揃えると、結果下記のようなアイテムが必要となりました。

【女子校】
3校…袖ありワンピース(グレー系、千鳥格子 ※オーダーメイド)+ブラウス1種類(オーダーメイド 赤の花刺繍)+ジャンパースカート(紺2種類)

【共学】
3校…ブラウス3種類(学校ごとのカラーを縁取り刺繍)+半パン3種類(紺無柄、グレーチェック、ブラックウォッチ)+ベスト2種(グレー、紺(学校カラーライン))

<おすすめブランド、アイテム>

ファミリア、マムエモアの各襟ブラウス
七里のオーダーメイドブラウス、ベスト
カリニッシモのオーダーメイドワンピース
マムエモアのチェックハーフパンツ など

本番は、一番良い状態で着させたいため、試着して痒くないか、サイズは大丈夫かなどを確認した後は、模試などでも着ないようにしました。
そして、本番、多くのお子様が集まる場で改めて我が子を見て思ったこと。
「洋服にお金と時間をかけてよかった」ということです。ほとんど同じような服装が多い中、少しでも学校のカラーに近い刺繍がしてあること、普段はそこまで高い洋服を着ること、着せることありませんが、高いお洋服は「素材の質」が違うため、それだけでもなんだか自信を持って、我が子を試験に送り出すことができました。

自己満足かもしれませんが、最後の最後、お母さんの子供を送り出すその表情にできるだけ不安や心配を取り除く一つとして、「本番」の洋服にこだわることは無駄ではないと実感しています。

共学校で使用したブラウスの刺繍(の途中)です^^;

【学校説明会の洋服】

さて、これだけ本番の洋服にお金をかけましたので、それまでの学校説明会、模試、普段の教室通いなどは、お金をかけていません。
中には、学校説明会でも模試でも、とても綺麗で明らかに「ファミ◯ア」のワンピースだなと思うお子様もいらっしゃいました。

我が家は、本番の洋服を6月、7月にはある程度目星を付け、オーダーもお願いし、総額も計算していたため、それまでの洋服にはお金をかけない、と(かけられない)とわかっていたので、利用したのは「フリマサービス」です。

もちろん、学校説明会など、顔を覚えていただける可能性もある機会なので、あまりにもボロボロの洋服を着ていくのはマイナスになりますが、数回着用しただけのリサイクル品でも十分だと思います。
ブラウスなら、2000〜3000円ほど、ワンピースも5000〜10000円弱で手に入り、特に学校ごとにこだわる必要もないでしょう。
夏〜秋にかけては、ボレロも必要ないですし、基本的にはお金をかけなくて全く問題ないと思います。

学校説明会>模試≒教室通いの優先度で、学校説明会用に新古品を手に入れ、終わった後に模試や教室通いに回すという感じで利用していました。

【両親の洋服】

これも、子供ほどお金をかけられないとわかっていましたので、母親のスーツは、

・模試、学校説明会用…トリイユキスーツ 中古を着回す
・本番…ヌーヴコンフィニ 新古品で乗り切る 

以上です。アイテム系もハッピークローバーの手頃なもので揃えました。

結論、それでOKだと思います。
中古品を買う際も、やはり素材にはこだわりたいので、ナイロンなどが含まれていないもの、百貨店などで同じもの、同じブランドの素材などを確かめ、購入すると間違いが少ないと思います。

中には、入学式も着る、入学してからも着るなどということで新品の何十万もするものを購入される方もいらっしゃると思いますが、入学式で、それらお受験スーツを着ている方はほんの数名でした。(やはりお受験スーツは独特なので、ひと目でわかります…)
参観日などは、もちろん紺が多いですが、もっとカジュアルなスーツやセットアップが多いですので、結局タンスの中に眠らせることが多くなるはずなので、わざわざ新品でなくても大丈夫と思います。

父親は、正直、紺スーツはフリマアプリには出回っていないため、新品を買いました。
父親は入学式にもそれを着ましたし、母親ほど「お受験」という感じもないので、ビジネスでも使えるため、新品でも良いかもしれません。(といっても5万円くらいの手頃なものです)

【まとめ】

本番洋服は、ある程度志望校が決まった時点で、夏頃から目星を付けておくと良いと思います。そこでマックスどれだけかかるかを計算し、それ以外のコスト削減できる部分を削減し、本番は妥協せず「自信を持てる」ベストな状態で子供を送り出せることを意識すると良いと思います。