小学校受験する家庭とは

小学校受験をする家庭とはどのような家庭なのでしょうか。
ここでは、主に私立小学校を第一志望として受験する家庭を中心にご紹介をします。(国立小学校は学費がかからないこともあり、私立に比べると多様となります)

【小学校受験する家庭〜割合〜】

私立小学校に通う小学生の割合は、全国の児童数に対して約1%と言われています。1学年、約100万人と言われるので、約1万人×6学年といったところでしょうか。
もちろん、東京都内が最も多く、その割合は全体の4%を占めると言われています。
また、受験をした人数の約半数が私立小学校に進むと言われているため、受験に備える家庭数は年間で約2万家庭あるということになります。

【小学校受験する家庭〜職業〜】

職業と年収は相関していますが、総じて医者、弁護士、会計士などの士業関連の方、自営業の方が多いようです。
ある学校では、ほとんどの家庭が医者の家庭であるという噂も聞きますが、最近ではサラリーマンのご家庭も増えてきているようです。
また、これは父親に限らず、母親も上記の仕事に就いている方もいらっしゃるようですが、ワーキングマザーの割合は公立と比べると少なく、2割〜3割弱が現状のようです。
小学校受験は母親の関わりが非常に大切であり、仕事を持ちながらの両立は非常に大変です。中には仕事をしながら、シッターなどを利用し受験を乗り越えられる家庭もあるようですが、どちらにしても世帯収入に余裕がないとなかなか難しいようです。

【小学校受験する家庭〜年収〜】

統計でいうと、私立小学校に通う家庭の年収は、1200万円以上の家庭が45%を占めるようです。
ついで1000万円〜1200万円未満が17%で1000万円を超えている家庭が6割を超えています。
小学校受験の費用で紹介したように、年間100万円前後かかる費用を支払えるかどうかという点で、やはり年収に余裕がある家庭、また一人っ子のため、一人へ投資できる金額が大きい家庭や、祖父母からの援助などがある家庭も私立小学校への進学は検討しやすいと思います。

【小学校受験する家庭〜学歴〜】

小学校受験は、父親、母親自身が小学校受験を経験した、私立小学校へ通学していた、という方も多いでしょう。元々教育熱心な家庭で育った方が多く、故に最終学歴も必然と高くなる傾向にはあります。また、上記のように医者、士業の方も多く、これも熱心に勉学に励まれた方でないと就けない職業ですね。全体的に小学校受験する家庭は、父親は特に学歴が高い方が多いようです。

とはいえ、小学校側が、両親の学歴で子供の合否を判断しているかということに関しては、ほとんどの学校は気にしていないというのが事実でしょう。
学校に提出する願書などにも、学歴を記載しなければいけない欄がある学校はほぼありません。
通常は備考という欄に、アピールしたいポイントなどを記載するようになっており、そこに任意で学歴や職業などを記載するように、とお教室の先生などもおっしゃいますが、敢えて記載したくない場
合は記載しなくても問題ありません。
ただ、自分も同じ出身校である場合、親戚などに出身者がいる場合などは、所謂「コネ」となるかどうかは実際にはわかりませんが、「学校の理解がある」という点は非常に大切になるため、アピールした方が良いでしょう。

【小学校受験する家庭〜コネ〜】

私立小学校の合格には「コネ」というキーワードがついて回ります。コネは一切ありません、という小学校もあると思いますが、コネは実際は存在します。私立であるが故、それはあって然るべきであり、だからこそ、伝統的や、その学校の色というものが守られてきているのではないかと思います。
とはいえ、コネがどういっった内容のものなのか、確実に合格が保証されるものなのかはベールに包まれています。「うちはコネがないから…」と消極的になられるご家庭もありますが、実際にはコネがないフリーのご家庭の方が圧倒的に多く、合格者の内訳も、コネなしでの合格者の方が多いでしょう。もちろんないよりあった方が良いものではありますが、そこにフォーカスせず、フリーの中での実力を身につけることに力を注いだ方が賢明でしょう。

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