小学校受験のスケジュール

小学校受験は年長の秋〜冬にかけて行われます。地域、私立・国立によって差ありますが、一番受験生の多い都内は11月1日が解禁日になります。
本番まではどのようなスケジュールになるかご紹介します。

<小学校受験を始めるのは最低年中秋から>

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小学校受験を開始するのは、年中秋からは始めておいた方が良いでしょう。もちろん年長になってから始められる方などもいらっしゃいますが、約半年で受験に必要な能力や技術を身につけるのは親子共々かなりハードになります。
また、小学校受験で欠かせない「季節」は実体験として親子で経験するのが何よりの記憶となります。そのためには、1年を通してその時々の季節を学ぶ必要があるため、最低でも1年前からの準備を始めるのが良いでしょう。どのお教室も「新年長」のクラスは年中の11月から開始となるプログラムになっています。

中には年少から、年中の早い段階でお教室に通う方もいらっしゃいますが、到底この時期に本番さながらのペーパーの問題や面接対応などできるはずがなく、この時期は「あいさつ」の大切さや机に座ることの習慣などを身につける時期として捉えて良いでしょう。
また、数の概念や、語彙の記憶など今後ペーパーに対応するための基礎力を身につけるのに、早い段階から準備をしておくのに越したことはないため、年少〜年中の間はできるだけ「具体物」を使い、親子で楽しみながら考えることや覚えることを行って行きましょう。

<学校説明会は、5、6月がピーク>

年中の頃から学校説明会に足を運ぶ親御さんも少なくありません。対策自体は1年前からでも、情報収集だけは早めにしておく方が良いでしょう。
それは学校によって対策の方法が大きく変わって来るため、年中秋からきちんと志望校に準じた対策を始められると、より合格に近づくことができます。
なんとなくお教室に通って講座を受けていたものの、年長の6月に志望校を決め、慌てて新しい対策を始める方もいらっしゃいますが、どうしても定着が疎かになりがちです。
年中の5、6月に説明会に足を運び、年中秋には運動会や文化祭などを公開している学校もありますので積極的に参加しましょう。
もし子供も参加可能なイベントなどがあれば、一緒に参加するのが良いでしょう。子供ながら小学校へのあこがれや、そのために受験勉強をすることの意欲などが湧くことが多いです。

<年中>
5月〜6月  学校説明会で志望校をおおよそ決める
9月〜10月  運動会、文化祭などに参加
11月〜   ここまでにはお教室通い開始
1月〜    全国模試など模試の参加の開始 
      合同説明会が始まる

<年長>
5月〜6月  学校説明会で志望校を決定する/合同説明会あり
7月〜8月  夏期講習や夏休みなどで実力の差が出る
10月    埼玉、神奈川県の私立小学校の試験開始
10月    東京の学校の面接開始
11月    東京の学校の考査開始
11月後半〜 東京国立の考査開始
12月中旬

<成績の伸びは年長夏が勝負!>

それまで模試の成績がいまいち、合格判定もボーダーに乗らないお子さんも、年長の夏に一気に成績が伸びることがあります。
夏期講習、夏休みなど勉強する時間が長くなることもそうですが、それまで断片的に記憶、理解していた事柄が繋がる時期が大体年長の夏頃と言われます。
それは、年中から始めた試験対策の内容も一旦全ては網羅し終わった時期でもあり、基礎から発展に適した時期であること、また2、3ヶ月前には理解ができなかったことも年長夏頃になるとどの月齢の子供も理解する能力が備わってきているという2点が理由でしょう。
反対に、これまで何となく他の子よりもできた、模試の成績が良かった子が、上記の理由で他のお子さんに抜かれてしまう、ということでもあるので、どちらにしても年長夏は力を入れるべき時期であるようです。