【季節の知識・体験】2月のお勉強

2月の行事は節分がメイン。後半は少しずつ暖かくなり、春の準備も始めましょう。

イベント

<節分>

2月3日の節分。もともとは、2月4日の立春の「前日」に当たるものでした。つまり、今の大晦日に該当するもので、新年を迎えるにあたり、邪気をはらうために、豆まきが行われるようになったと言われています。
ということまでは覚えなくて大丈夫ですが、「豆まき」「恵方まき」「やいかがし」(鬼を近づけないために鰯の頭を焼いて臭いを強くしたものを柊の枝と一緒に玄関先に飾ること)は、体験しながら学びましょう。

<針供養>

こちらは、小学校受験を通して初めて知った方も多いのではないでしょうか。(恥ずかしながら当方はそうです)小学校受験用の季節のポスターや、季節かるたには、結構出てきます。
「針供養(はりくよう)」とは、錆びたり、折れたりしてしまい、使用できなくなった針を豆腐やこんにゃくなどに刺して供養するという行事です。その起源は平安時代に遡るとか。
昔は、田の神様を迎え人の日常が始まる2月8日を「事始め」と設定していました。これまで硬い生地などを刺してきた針に対して、最後は柔らかいところで休んでいただきたいという感謝気持ち、供物としての意味があるといわれています。
針供養もそうですが、これを機に、周りの道具に対して、感謝の気持ち、大切にする気持ちを一緒に確認することも良いかもしれません。

植物

こちらも、恥ずかしながら小学校受験を通じて、初めて知りました。「福寿草」(フクジュソウ)
季節ポスターに出てきます。とても縁起の良さそうな名前ですが、実際、旧暦の正月(2月)頃に咲き始めるため、「新年を祝う花」として命名されたようです。芽を出したばかりの頃は、フキノトウに良く似ていますが、実は、福寿草は毒草であり、素人の使用では死に至ることもある怖い植物でもあるので要注意。

その他

2月終わりには、日も伸び、薄手のコートで大丈夫な日も増えてきます。これから迎える春に備えて、衣替えをぜひ一緒に子供と取り組みましょう。小学校受験で出る「衣類の畳み」は「長袖のシャツ」が多いため、秋冬に着ていた衣類を子供に畳ませることは、入試の訓練に繋がります。


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